「”納得感”を持って働ける社会にしたい。」リクルートでの13年間を経て、ビザスク執行役員に就任した宮崎雄が考えるこれからの働き方とは。

2020-09-10

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*2023年11月29日時点

「働き方改革」や「人生100年時代」など、個人の仕事のあり方が変わっていく現代において、「知見と、挑戦をつなぐ」をミッションに、世界中のイノベーションを支えるナレッジプラットフォームを運営し、2020年3月にはマザーズ市場へ新規上場を果たしたビザスク。13年間リクルートにて、営業、新規事業開発、経営企画部門の責任者を経験した上でビザスクへ参画した宮崎 雄(Yu Miyazaki)氏のキャリア形成、意思決定の軸に迫ります。

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宮崎 雄(Yu Miyazaki)
2006年にリクルートHRマーケティング(現リクルートジョブズ)に新卒で入社後、営業・新規事業開発などを経て、リクルートホールディングス、リクルートジョブズの経営企画部門の責任者として従事。2019年3月よりCEO室長としてビザスクへ参画。2019年12月からは、ビザスクlite事業部の事業部長を兼務し、2020年5月に執行役員へ就任。

目次

  1. “新しい仕組み”を作るために、リクルートからビザスクへ
  2. 社会に大きなインパクトを残せる「HR領域」事業の面白さ
  3. キャリアは予想するものではなく、後からついてくる
  4. 成果を出し続けて巡ってきたチャンス
  5. 知的好奇心が満たされ、世界が変わるかもしれないと思った瞬間
  6. 人の想いに紐づく意思決定が成長を加速させる
  7. シェアをとっているからこそ、青臭い議論ができる
  8. 「新しい仕組み」を作ることに残りの人生をベットする
  9. “今”必要なこと、必要な人材とは
  10. 宮崎さんにとって”働く”とは

“新しい仕組み”を作るために、リクルートからビザスクへ

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-- まず初めに、ビザスクの事業概要と宮崎さんの現在の立ち位置についてお伺いしてもよろしいでしょうか。

ビザスクは「知見と、挑戦をつなぐ」をミッションに、世界のイノベーションを支えるナレッジのプラットフォームを運営しています。現在、国内外10万人以上の方にアドバイザーとして知見(ナレッジ)を登録いただいていて、新規事業開発や研究開発、組織改革などに挑戦する際に必要な知見にアクセスしたい企業様と、知見をお持ちのアドバイザーをおつなぎするサービスです。

私はCEO室長とビザスクlite事業部の事業部長を兼任していまして、CEO室では、広報・マーケティング・インサイドセールス(以下、IS)の統括と、各種提携やプロジェクト推進といった経営企画業務を担当しています。ビザスクlite事業部では、セルフマッチング形式でスポットコンサルを提供するサービス「ビザスクlite」の事業責任者を担っています。

実はCEO室というポジションで入社したものの、具体的な業務は決まっておらず、最初のミッションは事業成長するために何をすべきか考えることでした。その結果、課題として出てきた、マーケティング強化や営業組織の改善(企画から実行まで)がそのままCEO室の業務になりました。また、プロダクトを横断して最適なマーケティング活動を行うためにlite事業部の事業責任者も担っています。

-- リクルートを出る時にいろんな選択肢があった中で、なぜビザスクへジョインされたのでしょうか。

”新しい仕組みをつくりたい”というのはリクルートに入る前から思っていました。リクルートで様々な仕事に携わりましたが、特に最後の方は求人メディアという成熟事業中心だったこともあり、何か自分で新しく産業を作ったと言えるかな、と思い始めました。自分でこの仕組みを作ったと言えるような”誇れる仕事”に携わりたいという気持ちが強くなって、スタートアップ企業への転職を考えるようになりました。

『ビザスク』に入った理由の一つは、まず事業領域への共感ですね。雇用領域にどっぷり浸かり、色々なマーケットを見ていたので、正社員や非正規などの雇用形態の枠組みのなかでは解決出来ない問題に課題感を持っていました。それをリクルートのなかで解決しようと思ったものの、既存事業との関係性もあったので、外から新しい仕組みで広げていくほうがいいなと考えていた時に、 ビザスクの話を聞き、「このアプローチはあるな」と思いました。そう説明されたわけではないんですけど、勝手に自分のなかで繋がり、ビザスクが広がると新しいかたちで”働く”というものに対するインパクトが出せるなとイメージできました。

二つ目は、転職するうえでバリューアップできると思えたからです。これまでの経験やスキルをふまえたときに、「自分が入っても何の価値も発揮できないな」と思うところよりも、伸ばせることが想像できたり、価値発揮できそうだなとイメージできたことも決め手でした。

最後は、結構ベタですけど会社のフラットな雰囲気にすごく惹かれました。端羽CEOと安岡CFO含め3人でごはんを食べにいったときに、2人が中長期計画についてディスカッションし始めてお互いの考えをぶつけているのを見て「めちゃくちゃフラットだな」と。それをまだ入社前の私の前でやってますからね(笑)。

そういう時に垣間見えるじゃないですか。社長がどんな雰囲気で、社内でどういうコミュニケーションがされているか。それをイメージしたときに、自分がそこにいることが違和感なく感じたんですよね。

社会に大きなインパクトを残せる「HR領域」事業の面白さ

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-- 新卒でリクルートに入社して以降、HR領域でのキャリアを築いてきていますが、「働く」というテーマについてはいつから考えられていたのでしょうか。

もともとは、”働く”に絞らず、より多くの人が困っていることを解決できる仕組みを作りたいと思っていました。大学では地球環境を解決できたら感謝されるかなと地球環境学部に安直な気持ちで入ったんですけど、地球環境を直接扱う学部は無く、いきついたのは動物プランクトンの研究でした。毎日顕微鏡を覗いていても、社会問題の解決に向かっている実感はなかったですが(笑)。

その時、ちょうど就活のタイミングで、”働く”に関して議論が深まったり、みんなの心が揺れたりしているのを感じたんです。これが、働くことに対して、よりよい仕組みが作れたらインパクトがあるなと思い始めたキッカケです。社会にインパクトを与えられることのなかでも、多くの人にとっては”働く”って大事で大きいウエイトを占めるので、そこの仕組みをうまくできたらいいなと思い、リクルートというよりは、HR領域に興味を持ってキャリアをスタートさせました。

キャリアは予想するものではなく、後からついてくる

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-- 「HRをよくしたい」という軸をベースにキャリアができていると思うのですが、キャリアを築く上で意識されてきたことはありますか?

キャリアプラン・・・・・・ないですね。自分から異動したいと言ったこともなく、シンプルに任された領域とかやるべきことに対して愚直に成果を出し続けることしか考えていないです。一個一個のものに対して120%の期待値で返していくことでキャリアが積みあがっていったのかなと思っています。

-- 成果を出し続けるという意識はどういった経験から身についたものなのでしょうか。

思い起こせば、リクルート入社直後に飛び込みで名刺の獲得枚数を競う研修があって、終わったあとに悔しくて泣いたりする同期がいたんですよ。私はここまで本気になって1位を目指していなかったのですが、”働く”ということをテーマにしているのに、自分が”働く”ということに対して中途半端にやっているのってすごいダサいなという感覚はあったのでそこからだと思います。

成果を出し続けて巡ってきたチャンス

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-- リクルート時代についてもう少し詳しく聞かせてください。理詰めで考えるタイプにも関わらず、初めのキャリアで営業職を選ばれたのは意外でした。

営業したくてリクルートに入社したので楽しかったですよ。「リクナビネクスト」という中途求人のメディア営業に配属されたので、新規営業100件電話かけ、30件飛び込み、アポ3件取ってくるまで帰ってくるなという、スタイルでしたけど抵抗は全くなかったです。

自分の中では、「求職者の代わりにドアをノックしてるんだ」って本当に思ってましたね。シャイな求職者の代わりに自分がドアをたたいて「いま求人ありますか?」と聞いて回ってるんだって。次の電話や訪問によって求人の扉が開いて、それが転職したいと思っていたにも関わらず機会がなかった人のチャンスを広げることに繋がっているという妄想が働いていました。

また営業は行動が一番数字にでやすい職種と思っていて、目標から逆算して、どう動くか試行錯誤できる余地があるので精神的ストレスはなかったです。

-- 営業だけでなく、新規事業開発や経営企画などへの異動も経験されていますね。

終始一貫、自分でキャリアを希望したことはなくて、それこそ、新規事業開発へ異動した時もちょうどリーマンショックと重なり、事業全体が厳しいタイミングでした。景気に連動される求人メディアのような既存事業だけではやっていけなかったので、新規事業開発プロジェクトが立ち上がり、担当することになりました。

-- ホールディングスへの異動もご自身の意思ではなかった?

はい。分社化した後、各社からメンバーを集めて、グループの中の育成ポジションに入れるという実験的なプログラムがあって、何度か面談を重ねて経営企画マネジャーのポジションに配属になりました。

ホールディングスの経営企画という職種が何をする部署かわからないまま異動になったんですよね。社長の峰岸さんに挨拶に行った際「お前企画やったことあるのかよ」って言われて、「いやぁ、ゴルフコンペぐらいですかね」って答えたら、「使えないやつきたな」と言うかのように、すごい”貧乏ゆすり”し始めたんですよね。「すごいところにきてしまった、、冗談が通じない」という雰囲気でした。(笑)

-- しっかり成果を出していたからこそチャンスが降ってきたと。

そうですね、楽しくやりながら全社年間MVPを複数回受賞するなど、結果は残せていました。マネジメントも早いタイミングから任せてもらうなど、そのような機会をいただけることはありがたいことだと思います。

知的好奇心が満たされ、世界が変わるかもしれないと思った瞬間

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-- 当時の上司や周りから影響を受けたことや学んだことはありますか。

全上司、全部下、全顧客から学ぶことがありましたし、それはいまでも変わらないです。リクルートは特にエッジが立った人がすごく多い環境で、それぞれ強みが違いますが唯一共通して学んだことは、”スタンス”ですね。

すごいなと思った話でいうと、ホールディングスの経営企画をやっていた時の話です。事業領域としても勝ち筋があるようにみえる買収検討の起案があって、峰岸さんに概要を事前に説明したところ「これを本気でやりたいって言ってるやつは誰なんだ」「そいつが本当にやりたいと思ってるか聞いてこい」と言われて。

創業社長でもなくて60年も経つ会社が、事業買収のような重要な意思決定の場面でも”個人の意思”に問い続けるスタンスはリクルートの強さだなと非常に思いました。個人の意思を起点にするということや本気でやりたいやつにはだれも勝てないということは一番学んだことですし、影響を受けています。

-- そこから2年間で様々なことを経験されたと思いますが、一番印象に残っていることは?

どれも面白かったですよ。当時ちょうど上場のタイミングでもあって、次の取締役会、経営会議の趣旨や論点を、社長や社外取締役に伝える業務を担当していましたが、ファイナンスまわりの専門用語が全くわからない状況でした。

ただ、それがすごく勉強になりました。意思決定を見続けていられる立場で、自分が調べれば調べるほどその背景にあるものがだんだん繋がってくる感覚です。取締役会準備では、会社の意思決定を”自分事”のように語れるまで落としていかないといけません。でもそれを繰り返していくとだんだんと見えなかったものが”見えたり繋がったり”して、なるほどなと。すごく面白くて、知的好奇心が満たされましたし、視野も広がりました。

あとは、上場後の買収戦略を通して、ファンド絡みや出資の案件に触れ、世の中こんなに多数のすごい会社、社会を変える会社があるんだと感じたことも大きかったですね。indeedは当然素晴らしく、事業計画を見た時に自分の持っていた概念が崩され、「これは世界を変えるかもしれない」と強く感じました。そのタイミングで自分の見ていなかった世界をガッと広げられて、わくわくする世界というのが見えたことが、最終的にはスタートアップにつながっていると思います。

人の想いに紐づく意思決定が成長を加速させる

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-- 宮崎さんが様々な意思決定をする上で当時の経験から参考にしていることはありますか?

リクルートは何をやるかということよりも、「やる人だけ決めたら、その人がやりたいようにやらせる」という文化があります。例えば、ある国に事業展開したいということなら、そこに行く人だけ決めて、それ以降はその人がソーシングや情報収集をして、事業内容や買収を提案し、事業運営まで行う。すべて”人の意思”に紐づいています。

大きな方向性とバジェットのポートフォリオは経営陣が判断しますが、それ以降の方向性に対してどう実現するかは、”個の力”によるものだと昔から信じています。たとえ同じバックグラウンドを持っていたとしても、その会社が好きとか、その会社だったら大丈夫と思うかは、個人の好みの問題なので、人の意見よりは自分の興味があることをやったほうがいいんじゃないですかね。リクルートに、自分を後押ししてくれる文化があったからこそ、その考え方がより強まっていると思います。

シェアをとっているからこそ、青臭い議論ができる

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-- リクルートジョブズに戻られてからは?

リクルートジョブズに戻ってからは経営企画の部長をしていたのですが、一番よかったのは、圧倒的なマーケットシェアをとっている事業は”社会的期待値”が高い、ある種の”社会インフラ”であるということ。電気が止まったら大変なのと同じように、タウンワークがなかったら大変なんだという意識を持って働く人が多かったと思います。圧倒的シェアを取っているジョブズが、仕事をする上で必要なインフラがどうあるべきかを決めることによって、日本の非正規の方の働き方や選択肢をよりよくできるという社会的価値を意識しながら働けていました。

我々がシェアをとっているからこそ、「こういう社会にしたいよね」という青臭い議論が重要な意味を持つのかなと思います。そのような中において突っ走ってきたからこそ、雇用領域に対してこうしたいという意思も明確になっていきました。

「新しい仕組み」を作ることに残りの人生をベットする

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-- 順調な中で、どうして転職を考えられたのでしょうか。

30代後半に差し掛かったタイミングで「ちゃんと新しい仕組み作れているかな」っていう感情が湧き上がってきました。このままリクルート内でキャリア形成したときに、求められるものに適応して、新しい仕組みを作るということに時間を割いているイメージが沸かなかったんですね。

実際、ホールディングスから成熟事業(リクルートジョブズ)に戻ってしばらくすると、考え方が成熟事業の人になってきていたんです。それを意識的にやっていたらいいんですけど、無意識にその状態が長く続いてしまうと”すごくつまらない大人”になりそうだなと思ったんです。

そこから、事業(新しい仕組み)を作るということに対して残りの人生をベットしたいなと。子供も2人目が生まれたタイミングで、振り返った時に胸をはれるような、子供に「お父さんすごくない?」と言えるかどうか。そんな風に楽しそうに仕事の話ができたほうがよいと思い、転職を決意しました。

-- このタイミングで for Startups の恒田有希子と六丸直樹に出会ったのですね。どんな印象でしたか?

印象を素直に言えば、心地よかったです。他の転職支援エージェントのように、ヒアリングをして寄り添う形ではなく、「宮崎さんが行くべき企業はここです、この会社はこういうところがとても面白いですよね!」といった風に、どの企業にどんな特徴があって、どういうことをやろうとしているか、そしてなぜそこで私が挑戦すべきかを言い続けるような面談でした。

でも、私の考え方やイメージしていたキャリアプランとまったく違う企業を紹介していただくことで、本当にその企業を成長させたい、応援したいんだろうな、というのが伝わってきて、私にはありがたかったです。

「ここに行ってみようかな、話を聞いてみようかな」と思いますし、条件面ではなく、「この会社は社会をどういう風に変えていくんだろうね」みたいな話がイメージできると、そのスタートアップを魅力的に感じることができるのでとても良いですよね。

フォースタートアップスさんは、コンサルタントを「ヒューマンキャピタリスト」と名乗っていることもあり、こうやってスタートアップの成長に必要な人を探して、スタートアップで挑戦することがいかに重要で素晴らしいかを語り続けていらっしゃるんだろうなと実感しました。

スタートアップの面接は、カジュアル形式のものが多く、面接を通して確かにこれが広がったら面白そうだなと、自分のテンションの高まりを感じました。そこから本気でスタートアップに絞りこみ、リクルートから出ることを決めてから、恒田さん、六丸さんのサポートのもと一か月ぐらいでビザスクに決定しました。

“今”必要なこと、必要な人材とは

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-- 今後ビザスクでしていきたいこと、将来の展望をお伺いできますか。

繰り返しになりますけど「仕組みを作りたい」という風に思っているので、世の中のスタンダードになるような、当たり前になるようなサービスにしたいと思っています。いまだとまだニッチなサービスなので、誰もが当たり前に使ったいただけるようなサービスとして、”息を吸うように”使ってもらえるプラットフォームにしていきたいと心の底から思っています。

今、マーケティングは to B に注力してやっていますが、数社、数百社の世界じゃなくて、ビザスクliteも含めてゆくゆくは何万社、何十万社のクライアントが使ってくれるサービスにしていきたいですね。達成率でいうと、マーケットに与えるインパクトで言ったら0.1%ぐらいの感覚です。上場もしましたが、何か劇的に変わることって別にない。サービスを広げるための手法として上場があっただけなので、まだまだです。

-- どういった人がスタートアップに向いていると感じますか?

スタートアップは大企業に比べると、会社から与えられることが本当に少ないと思います。会社から与えられることを求めるより、会社を”自分事”として捉えて楽しいと思えるかどうかが重要だと思います。

永見さん(株式会社ラクスルCFO)も弊社で勉強会をしていただいた際、「会社を私物化できるやつのほうが絶対いいよ」と、おっしゃっていました。自分事というか、自分との境目をできる限り意識的に無くしていくほうがいいと思っています。私も意識してるんですけど、自分のやりたいことを会社を使ってやっている感覚がすごくあって、そうすると何かに対して、「何かしてほしい」とか「与えてくれ」と思わなくなるんですね。精神的にも非常に自由に働くことができます。

宮崎さんにとって”働く”とは

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-- キャリアの選択肢がいくつかあるときに、大切にすべきはどういったことだと考えていますか?

自分自身での納得。やることに対して自分のなかで意義があると思えるかどうかが納得感に繋がるんだと思います。それは誰かの基準じゃなくて、”自分の好み”であって、自分の中での基準。良い悪いじゃない。それはずっと思っています。

-- ありがとうございます。最後になりますが、今後さらに新しいチャレンジをしていく上での信念を教えてください。

働く人がその仕事に対して”納得感”を持って働ける社会にしたいと強く思っていますし、それは今後もブレない。そういう社会にするためにビザスクをもっと広げていきたいです。理想とする社会を目指すうえで、まずは自分自身が自分の働きかたに対して納得しながら働いていきたいと思います。

EVANGE - Director : Kanta Hironaka / Creative Director : Munechika Ishibashi / Assistant Director : Yoshiki Baba / Assistant Writer :Ryohei Watanabe, Yuto Okiyama / PR : Hitomi Tomoyuki / Photographer : Jin Hayato
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